2つの療育を並行してスタート
息子は年中の秋から、
- 民間の療育施設で週1回
- こども発達支援センターで月1回
のペースで、2つの療育を並行して受けていました。
どちらも対面での1対1の支援で、内容は似ていましたが、
子ども発達支援センターのほうでは「人に伝える練習」が多く、
言葉や表現の面に少し力を入れている印象がありました。
民間の療育施設は、通っていた保育園の系列だったため、
送り届けるとそのまま保育園へ連れて行ってくれる仕組みで、
親の負担もほとんどありませんでした。
療育を続けて3ヶ月
「療育が良い」とは聞いていたものの、
始めた当初は、どのように良いのか正直よく分かりませんでした。
それでも続けること3ヶ月。
少しずつ、けれど確実に変化が見えてきました。
変化の瞬間
ある日、いつものように遊び場へ行ったときのこと。
これまで息子は、
・スタッフのお姉さんに遊んでもらう
・もしくは一人でマイペースに遊ぶ
という姿がほとんどでした。
ところがその日は違いました。
自分から同じくらいの子や、
それより小さな子に近づいて、
「いっしょにあそぼう!」と声をかけていたのです。
さらに、小さい子が遊具に登れずに困っていると、
手伝ってあげたり、手をつないで一緒に走ったり。
その姿を見て、私は本当に驚きました。
伝えることの大切さを学んでいた
思い返せば、療育では先生と対話しながら、
「どう伝えたら相手に伝わるか」
「自分の思いを言葉にして表現する練習」
を丁寧に積み重ねていました。
息子は、そこで学んだことを
遊びの中で自然に活かせるようになっていたのだと思います。
“自分が伝えると相手が反応してくれる”
――その嬉しさを、息子なりに感じ取ったのかもしれません。
療育の効果を実感して
たった3ヶ月でここまで変わるなんて、想像していませんでした。
「もっと早く始めていればよかったのかな」
「回数を増やせば、もっと伸びるのかも」
そんな思いが心の中に広がっていきました。
けれど何よりも、
息子が“誰かと一緒に遊ぶ楽しさ”を知ったことが、
何より嬉しかったのを覚えています。

