困りごと
2学期が始まって間もないある日、学校から電話がありました。
帰りの会の時、息子がロッカーにリュックを取りに行き、席に戻る際にお友達にリュックが当たってしまったそうです。
相手のお子さんは「殴られた」と感じて大泣きしてしまい、先生からご連絡をいただきました。
実際には故意ではなく、息子もその場で謝ることができましたが、相手からは「わざと」と受け取られるような状況だったことが分かりました。
背景にある息子の特性
息子は、自分のやりたいことに一直線になりがちで、周囲への注意が欠けることがあります。
例えば、家でも妹が前にいても気にせず進んでしまうことがあり、周りを見て行動することがまだ難しい面があります。
その未熟さが、今回のトラブルにもつながったのだと思いました。
親の不安
・「またお友達を傷つけてしまったのではないか」という悲しさ。
・「この子と関わると危ない」と思われてしまい、友達や保護者から距離を置かれるのではないかという不安。
・本人に「気をつけなさい」と言うだけで十分なのか…という迷い。
数日間、どうしたらよいか悶々と考えていました。
具体的な工夫(環境調整)
考えた末に、 環境を変えることでリスクを減らせないか と考え、担任の先生に相談しました。
- ロッカーに向かう方向と席に戻る方向を分ける
- 息子だけ取りに行くタイミングをずらす
- リュックを置く場所を変える
このような案を連絡帳で伝えたところ、先生がすぐに対応してくださいました。
実際にとった対応
👉 息子だけ、リュックを取りに行く場所を別にしてもらうことに。
次の日からさっそく試していただきました。
さらに先生からは、給食のときのように「通路を決める」工夫もあると教えていただき、今後も状況に応じて調整してくださることになりました。
学んだこと
- 特性上「気をつけなさい」と本人にだけ任せるのは限界がある。
- 環境を少し変えるだけで、トラブルを未然に防げる可能性が広がる。
- 柔軟に対応してくださる先生との連携が、安心につながる。
まとめ
今回のエピソードは、
「リュックが友達にぶつかってしまう」→「リュックを別の場所に置く」という環境調整で解決を試みた 例でした。
環境を工夫することで、子どもの特性による困りごとを少しずつ減らしていけるのだと実感しました。

