【1年2学期】無理をさせずに、「その子の歩幅」で学校生活を整えていく日々

1年生

2学期に入ってから、息子は席に座って落ち着いて授業を受けられる日が増えてきました。
1学期は、担任の先生や支援の先生、教育センター、子ども発達支援センターなど、いろいろな方と調整しながら毎日を乗り切るのが精一杯でした。それだけに、今こうして穏やかに過ごせていることが、私にとっては大きな変化に感じられます。

教育センターの先生から「秋ごろには落ち着く子が多いですよ」と言われていましたが、その言葉が今になって実感を伴って胸に落ちてきました。
確かに、学校の流れが分かってきたこと、日々のルーティンがつかめてきたことが、息子にとって安心材料になっているのだと思います。

とはいえ、「できている=楽になった」ではないのが、発達特性を持つ子の難しさでもあります。
席に座れているのは、「やらなくてはいけないから、仕方なく」頑張っている部分が大きく、息子にとっては我慢と緊張の続く負荷のかかる時間であることに変わりはありません。

だからこそ、疲れが見える日は無理をさせず、

  • 朝の行間休みから登校する
  • 思い切ってお休みする
    など、本人がほどよいバランスで頑張れるように調整しています。

国語だけ情緒級で受けていることも、普通級で頑張れる支えになっているように感じます。自分のペースで学べる時間が1日の中にあることは、息子にとって「呼吸できる場所」になっているのかもしれません。

6月から始めた家庭学習が、落ち着きにつながったのかもしれない

もうひとつ、変化の要因として感じているのが、家庭学習の習慣化です。

6月から、息子と一緒に毎日の学習時間をつくるようにしました。
音読、作文、漢字、四則計算など、最初は短い時間から始めましたが、続けていくうちに「椅子に座る習慣」が自然と身についてきたように思います。

息子には「将来、科学者になりたい」という夢があります。
その夢を軸に、「科学者になるためには、まず基礎の勉強をしようね」と話すと、自分でも納得して取り組める姿を見せてくれました。

家庭学習が直接「学校で座れること」につながっているかははっきりとは分かりませんが、少なくとも、本人の中で「やるべきことに向き合う体力」が少しずつ育っているのを感じています。

おわりに:歩幅を合わせながら、焦らず積み重ねていく

発達特性のある子にとって、学校は刺激も負荷もとても大きい場所です。
だからこそ、「行けている」という表面的な姿だけで判断せず、
無理をしすぎていないか
疲れを溜め込んでいないか

を丁寧に見守りながら、その日の状態で調整していくことを大切にしています。

これからも、息子の歩幅に合わせながら、
必要なときは休み、息ができる場所を確保しつつ、
ゆっくり積み重ねていきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました