『ちょっと育てにくい』って感じていた息子のこと

今回は、このブログに登場する、わたしの息子について少し紹介させてください。

小学1年生の男の子で、年長のときに自閉症スペクトラム(ASD)と診断を受けました。

小さいころから、「なんとなく他の子とちがうかも…」と感じることが多くありました。
はっきりとした“これ”という特性があるわけではないけれど、ひとつひとつの行動や反応が、

どこかズレているような、集団の中で浮いてしまうような
「うまく言えないけれど、なんか違う」——そんな違和感のようなものを抱えながら、育児を続けてきました。

泣き方が激しかったり、初めての場所で動けなくなったり。
周りの子と同じようにできないことが続くと、
「私の育て方が悪いのかな」「この子、ちょっと育てにくいのかも」って思ってしまう日もありました。


小さい頃はトミカが大好きでした。今はマイクラやロブロックス、ベイブレードに夢中です。
数字や物事の理由を考えるのが得意で、WISC-IVという検査でも知能には特に問題はないと伝えられています。

でも、自分の興味のないことにはまったく関心を示さず、
そのために日常生活の中で困る場面も多くあります。

たとえば、担任の先生の名前をなかなか覚えられなかったり、
家族の下の名前すらうまく出てこなかったり。

周りから見ると「非常識」と映ってしまうような言動に、戸惑うこともありました。

また、運動や生活習慣、行動面など、
“できるようになるタイミング”が他の子より半年〜1年ほど遅れることが多く、
そのたびに焦ったり、必要以上に心配してしまったりしたこともありました。


苦手なことは、周りに合わせて動くことや、集団の指示に従うこと
マイペースでこだわりが強く、空気を読むことや、相手の気持ちを汲み取ることもまだ難しい面があります。

でも、彼なりのやさしさや思いやりがちゃんとあって、
ふとした言葉に私が救われることもたくさんあります。


このブログでは、そんな息子と向き合う日々を通して、
困ったこと・悩んだこと・うまくいったことを少しずつ綴っていきます。

「どんな子なのか」「どういうところで困っていたのか」を知っていただくことで、
記事に出てくるエピソードの背景が少し伝わりやすくなったらうれしいです。

そして、もし似たような子を育てている方がいたら、
「うちもそうかも」「ちょっと安心した」って思ってもらえるような記事になればと思っています。

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