なぜ作ろうと思ったのか
息子は体幹が弱く、長い時間姿勢を保って座ることが苦手です。
気づくとすぐに机にもたれたり、体が斜めになっていたり。
きっと入学後には「姿勢を直しなさい」と何度も注意される場面があるだろうなと想像していました。
また、息子は同調圧力が効きにくいタイプでもあります。
まわりが静かになっても、自分が話したい気持ちが止まらないこともあるし、
先生の話を聞くよりも自分の考えを伝えたくなる瞬間もある。
だからこそ、
「静かにして」「話を聞いて」「姿勢をよくして」と言葉で何度も注意されるより、
“どういう状態が望ましいのか”を目で見て分かるようにしたほうが、視覚優位な息子には合っているかもしれないと思ったのです。
就学前の面談のときにも、
姿勢が悪くてもあまり強く叱らないでほしい。
必要に応じて個別に声をかけてほしい。
とお願いしていましたが、
集団の中でできるだけ自然にサポートするツールとして作成することにしました。
作ったもの
良く注意されるであろう「しずかに」「きいて」「しせい」を視覚カード化しました。
ラミネート加工+裏に磁石テープを貼って黒板に貼れるようにしました。

このカードのイラストには「いらすとや」様の素材を使用しています。
(https://www.irasutoya.com/)
※家庭で息子の支援用に作成したもので、配布は行っておりません。
使い方と効果
先生が注意をしたいときに言葉と一緒に指差しながら伝えてくださっています。
声だけでなく、視覚で“何を意識すればいいか”を示すことで、
息子も「分かりやすい」と話していました。
ただ、1学期の間はそれでもできないときの方が多かったそうです。
「伝わる」と「できる」は別。でも、分かることが行動の第一歩なんだと感じました。

